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■無頼屯@いう間におのぼりさん!の巻(その1)
ストロボが壊れていたため、非常に見にくい写真になりました…
―主な登場人物―
山本勝也(りぃだぁ)
桐本宅裕(kirizo)→俺
森田孝司(森やん)
ぶっちゃあ(水澤哲哉)
ドクター(平岡信啓)
ある意味、新庄のメジャー入りより衝撃的だったかもしれない。
「えっ、東京でライヴ?」
話は突然舞い込んできた。その時の俺達は、戸惑い、不安、緊張、そして期待といった心情を、共有していただろう。
協議した結果、やろうという事になった。リーダーの勝也が幾度かライヴハウスと連絡を取り合い、日程が正式に決まった。
2月18日。
21世紀最初のライヴになりそうである。あくまでも東京でライヴをするのが目的であった。それがこんな結果になろうとは誰が予想できたであろう…。


森田家。
そろそろ11時になろうかという夜遅くにもかかわらず、息子のかずし(3歳)はまだ元気に跳びはねていた。
「なあなあ、山本くんはどこ行くの?」
「ん?東京。」
「ふーん。おとうしゃんも東京行くんやで。みんな東京行くねんなぁ。」
無邪気なかずしにその場にいた大人達全員が笑った。

勝也が仕事の師匠にワンボックスカーを借り、ぶっちゃぁと共に自分達の機材や荷物を積んで、森田を拾ったあと、最後に桐本の家へ向かう。
そして機材満載のボンゴは勝也の運転で、名神高速吹田インターへと走り出した。

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