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―BGMをどうぞ―
BGMBGMBGMBGM

昨年(2001年2月)の「東京珍道中」をまだお読みでない方は、先にそちらをお読みになることを強くお勧めします。
ある意味、星野阪神誕生よりドラマチックだったかもしれない。
「えっ、関東2Daysライヴ?」

…って書き出し一緒やんけぇ〜!

「あかん、あかん…」
サイト製作者であるkirizoは悩んでいた。
前回の東京珍道中のように普段の言葉で書き綴っていけば、それはそれなりに面白いものが出来るのであろうが、それではあまりにも芸がなさすぎる。何かしら工夫を凝らさなければ…。

「そんなことばっかり考えてんと曲作れ〜!」
りぃだぁの声が聞こえてきそうである。しかしそんな事でめげてはいられない。
「いや、だから違うやろ。」
メンバーの突っ込みにも負けやしないぞ。がんばれkirizo。

kirizoは同じ名前のよしみでタダで泊まれるという、京都ブライトンホテルの一室にカンヅメになり、旅の要所要所でメモったネタ帳をめくりながら、考えに考えた末、とてつもなくしょうもない事を思いついたのであった。(-.-;)y-~~~ふぅ…。
※正確にはつづりが違います。ってそういう問題じゃなくて。

■「シナリオ」ブライトン東へ
う〜ん富士山 主な出演者
りぃだぁ(V.山本勝也)
kirizo(G.桐本宅裕)
森やん(B.森田孝司)
ぶっちゃあ(D.水澤哲哉)
あやっち
坂太郎(もしくは坂ボン)
どくたぁ(以前はドクター)
aiken
せんぱい(坂太郎の先輩)


■ボンゴ車内
国道1号線を走るボンゴ・ブローニー。
運転手ぶっちゃあ、助手席に坂太郎、2列目にkirizo、森やんが座っている。
ぶっちゃあが借りてきたこの車は、3人×3列シートの計9人乗りではあるが、バン(貨物仕様)なのでシートがうすく、固定でリクライニングも出来ない。しかもシート間隔が狭く、3列目なんて人間の乗るところではない。その代わり、さすがに荷室は広い。持ってきていないがドラムセット一式入りそうである。

しかし、ガタガタとうるさい。走ってる間にドアや天井が外れていきそうだ。振動でCDが飛びまくる。もちろん、バン仕様のこの車にCDプレーヤーなど付いているはずもなく、でかいCDラジカセを持ち込んでいるのである。曲が始まったと思ったら、飛んでまた最初に戻る。進むのならまだしも、戻ってばかりでまともに聞けない。針の飛ぶレコードのようだ。
あとで苦肉の策として、kirizoの持ってきたU字型のピロークッションを下に置いて、何とか聞けるようにはなるのだが。
BGMはゴットハード。坂太郎持参の、スイスのハードロックバンドらしい。

一行はりぃだぁの家へと進めるが、約束の時間にはまだだいぶ早い。

ぶっちゃあ 「どうする?マジでドン.キホーテ行く?」
kirizo 「おう、行こ行こ。」

一旦は通り過ぎたが、今来た道を戻って、ドン.キホーテに向かう。

う〜んドンキホーテ ドン.キホーテ枚方店。

伊丹、難波、箕面に続き、ドン.キホーテの関西進出第4弾が、ここ枚方にオープンしていた。

関西でこの手のディスカウントストアと言えば、ジャパンが有名である。

どちらもたいした物は置いていないし、メチャクチャ安いというわけでもない。

■ドン.キホーテ店内
坂太郎 「あ、りぃだぁ発見。」
ぶっちゃあ 「それは買わなあかんやろ。」

坂太郎、アンパンマンのスポンジボールを見つけてデジカメに収める。
今度はアンパンマンのキーホルダーを見つける。

ぶっちゃあ 「どっちにしよ。キーホルダーの方が安いな。」

悩むぶっちゃあ。結局安いキーホルダーに決める。

ぶっちゃあ 「ま、ネタの為にはこれぐらいの出費はしゃあないわな。」
森やん 「俺、毛布買うわ。」

宿泊先のどくたぁの家には布団が2組(シングルとダブル)だけなので、寝袋または毛布等用意してくださいとのことである。
ぶっちゃあがシートに敷くためのクッションをいくつか買う。これは枕にもなる。
なんだかんだと言いながら、店内を廻る4人。程よい時間つぶしになった。りぃだぁの家には0時30分必着、すでに5分前である。

■再び車内
ルームミラーにぶらさがるりぃだぁ1号。
必然的に本物のりぃだぁは2号ということになる。


ぶっちゃあ「あ、りぃだぁ。すでに来てたんや。」

ぶっちゃあの顔どアップ。これ以上ないというぐらい喜々とした表情。このネタだけの為に用意されたりぃだぁ1号が哀しく揺れる。
事故には気をつけてね!

■枚方市郊外の住宅地
りぃだぁ自宅前。あやっちとりぃだぁがお待ちかね。
荷物を一旦全部降ろして積み直す。マーシャルのヘッド・キャビネット各2台、アッシュのベースアンプヘッド、スネア2個、シンバルセット、スタンド一式、ギター4本、ベース2本、そして各自のカバン。結構な量である。それらを余裕でのみこむボンゴ・ブローニー・バン。

最後にりぃだぁが不審な荷物を積み込む。

りぃだぁ 「これは命より大事なモン。」
kirizo 「ナニナニ?」

このとき、kirizoはてっきりノートパソコンだと思っていた。しかしそれは、あの温泉旅行にも持って行ったと言われている、PS2(プレイステーション2)であった。

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